各種柔軟剤の特徴と使い方

洗濯直後の洋服のゴワゴワを防止して、ふんわりソフトにしてくれるのが柔軟剤ですが、各種の特徴と上手な使い方についてお話します。



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各種柔軟剤の特徴と使い方

柔軟剤の基礎知識


今や殆どの洗剤メーカーが柔軟剤を発売していることからもわかるように、柔軟剤は洗濯する時の必需品にもなっているようです。


柔軟剤とは、洗濯後の繊維を柔らかくするための仕上げ剤ですが、最近は帯電防止のためにもよく使われています。洗剤にはイオン界面活性剤が使われていますが、柔軟剤でもこれが使われています。ただし洗剤は陰イオン界面活性剤で、柔軟剤は陽イオン界面活性剤となっているのが相違点です。


陽イオン界面活性剤には洗浄効果は無いのですが、柔軟仕上げ効果や帯電防止効果があり、抗菌にも有効です。当初、陽イオン界面活性剤の欠点として、水分を吸いにくくなるということが柔軟剤で指摘されていましたが、最近は改良された製品も登場しています。


ちなみに柔軟剤用の陽イオン界面活性剤は、第4級アンモニウム塩(ジアルキルアンモニウム塩など)が多く利用されています。


日本で最初に登場した柔軟剤は、花王から1962年に発売された「花王ソフター」で、これに端を発して、他社からも柔軟剤がどんどん発売されるようになりました。ちなみにライオン油脂は1966年に「ライオンソフター」を発売しています。いずれにしても当時の柔軟剤は、軟らかく仕上げる効果と帯電防止をストレートに訴求した製品が多かったようです。


当然ながら、最近ではいろいろ差異化された製品が多くなってきており、透明タイプ、抗菌効果、防臭効果や、陽イオン界面活性剤自体が生分解性に優れるエステル型ジアルキルアンモニウム塩が配合された製品もあります。


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